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2025.12.05

お知らせ

株式会社KUL、SDGs達成に向けて エネルギー使用量の削減を推進 ~既存設備の運用改善による省エネソリューションで、環境負荷とコスト削減を実現~

 株式会社KUL(本社:大阪市中央区本町 代表取締役:吉田 滋)は、エネルギー使用量の削減を積極的に進めています。特に2021年7月からは、自社が管理・運営する大型商業施設4物件において「エネルギー効率最適化コンサルティング」を導入し、大幅なエネルギー使用量の削減を達成しています。
 当社は「省エネ法(エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律)」における特定事業者に該当し、定期報告評価制度では制度開始以来9年連続で最高評価のSランクを獲得。今年度もSランク評価の見込みです。

■ 設備投資なしでエネルギーの大幅削減を実現
 当社はこれまで積極的に省エネに取り組み、商業施設の照明LED化や高効率空調機への更新等、エネルギー使用量の削減を続けてきました。しかし、省エネには一定の投資が必要で、費用対効果が低い施策は積極的に取り組みにくいという課題がありました。
 そこで2021年7月から、株式会社ファイナルゲート(本社:東京都目黒区上目黒 代表取締役:大迫 康広)のサービス支援を受け、既設設備の運用改善による「エネルギーフロー全体の最適化」という、新たな視点での省エネに着手しました。
導入の決め手は、
1. 新たな設備投資が不要
2. サービス対価が成果報酬型
という2点です。
 既存設備の運用見直しやパラメータ設定変更といったチューニングによって省エネを実現する仕組みで、過去の導入事例では平均22.1%のコスト削減効果が実証されていました。
 成果報酬型のため、実際に削減できたエネルギーコストの一部を報酬とするスキームであり、成果が出なければ費用は発生しません。結果として、当社はコスト削減という経済的価値とエネルギー使用量削減という環境的価値の両方を得ることができました。

■ KULのカーボンニュートラルとSDGs達成への貢献
 近年、環境問題への関心の高まりを背景に、企業のESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みが重視されています。2050年カーボンニュートラル実現に向けて、日本は「2030年までに温室効果ガスを2013年度比で46%削減」という目標を掲げており、企業にとってCO2排出量の削減は急務となっています。

 当社も環境意識の高まりを受け、2024年度には再生可能エネルギーの積極的導入を進め、年間約50万kWhの電力を自社施設の太陽光発電設備で発電しています。また、GHG排出量をクラウドで管理するシステムを導入し、事業全体のCO2排出量を「見える化」しています。

■ 地域社会と共に成長する新たな取り組み
 当社は2022年10月1日から、株式会社ファイナルゲートと協働し「エネルギー効率最適化コンサルティング」の紹介・マッチング支援を開始しました。主に商業施設などのアセットを保有する企業や自治体を対象に、共通するエネルギー課題の解決に取り組んでいます。
「お客様の"今"に向き合い、お客様が必要とする価値を提供し、未来に向かって成長します」という企業理念のもと、地域社会と共に成長することを目指す当社にとって、本サービスの普及は環境貢献度(Scope4)を高め、持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みです。
 本サービスにご興味のある方には、詳細説明と診断を無料で実施しております。この機会にぜひお問い合わせください。

 当社は今後も、地域全体のエネルギー効率化と環境負荷低減に貢献し、持続可能な社会の実現を目指します。

【サービス概要】
 サービス名 : エネルギー効率最適化コンサルティング
 対   象 : エネルギー課題を抱える企業(不動産業、小売流通業などの
         アセット保有企業全般)、自治体、学校法人など
 特   徴 : 1. 初期投資不要の成果報酬型モデル
         2. 館内の快適性を維持しながら既存設備を最適化
         3. 平均22.1%のエネルギーコスト削減効果
         4. CO2排出量削減による企業価値向上

 

PRTIMES:株式会社KUL、SDGs達成に向けてエネルギー使用量の削減を推進 | 株式会社KULのプレスリリース

本件に関するお問い合わせ先
メディア様: 株式会社KUL 広報室(担当:遠藤、藤田)
本サービスに関するお問合せ:   〃      GX推進室(担当:米田(こめだ))
電話番号:06-6245-5050

2025.12.04

お知らせ

産学連携で地域貢献の架け橋に ― 株式会社KUL×武庫川女子大学 ― 実践的PBL授業で地域活性化に取り組む

 株式会社KUL(代表取締役:吉田滋)は武庫川女子大学経営学部と、課題解決型実践学習(PBL(Project-Based Learning)授業)を通じて、アミング潮江商店街(尼崎市)の活性化を目指すクリーンプロジェクトに取り組みました。2025年9月から11月にかけて実施されたこの取り組みでは、大学生が地元企業を訪問し、広報活動を行いながら、清掃活動を通じて地域活性化の可能性を探りました。

 

「実践学習で地域を元気に」―学生が商店街クリーンプロジェクトをサポート

 今回のPBL授業では当社の社員が講師を務め、この授業に参加した学生6名は『街を元気にしよう!アミング潮江商店街クリーンプロジェクト』をテーマに、当社が取り組む清掃活動への参加者募集と広報活動に挑戦しました。2チーム(Aチーム・Bチーム)に分かれた学生たちは、アミング潮江のハロウィンイベントで実施されるクリーンプロジェクトに向け、参加者募集のチラシ作成や地元企業訪問、イベント当日の取材活動、プレスリリースの作成などを行いました。

 

「地域と企業をつなぐ架け橋に」―学生ならではの視点で作成されたチラシ

 学生たちは地元企業への参加呼びかけのためのチラシを作成しました。Aチームは「アミング潮江ゼロゴミチャレンジ」、Bチームは「『そうじ』で繋ぐ街と笑顔のバトン」というキャッチコピーを掲げ、クリーンプロジェクトへの参加を呼びかけました。チラシでは、清掃活動への参加メリットとして「地域と関わる機会の創出」や「企業PRの場となる」といった点を強調し、学生自身の思いも記載しました。このチラシを使って、学生たちがクリーンプロジェクトへの参加を呼びかけたところ、企業側からは「素晴らしい取り組み」との高い評価を得ました。

 

「街の印象が変わった」―活動を通じて学生たちが得た気づき

 活動の一環として、学生たちは振興組合や参加企業、街の人々へのインタビューを通じて、清掃活動が地域にもたらす価値や課題を探りました。このインタビューに対し、協力企業の担当者からは  「初めは自己満足でしたが、だんだんと地元の方に周知され評価されることが多くなり、喜びに変わった」  との言葉がありました。また、今回初めて参加した企業の担当者からは  「地域の方々から感謝の言葉をかけてもらうことがあり、参加してよかったと実感した」  との喜びの声が聞かれました。また、こうした活動を通じて学生たちの尼崎に対する印象も大きく変化しました。「治安に少し不安感があったけれど、実際は街がきれいで住みやすいという印象に変わった」と学生たちは語っています。

 

今後の展望―持続可能な地域貢献モデルの構築へ

 当社は「“暮らしやすい”をデザインする」というスローガンを掲げ、今後も本活動の知見を活かして地域社会との連携をさらに深めてまいります。

 学生たちも 今回の実践学習を通して「情報発信の重要性」を実感しており、今後の活動への意欲を高めています。企業と学生の協働による地域貢献活動は、地域の活性化だけでなく、参加する学生にとっても貴重な経験となります。 このような産学連携の取り組みを通じて、企業は地域との絆を深め、学生は実社会での経験を積み、地域は新たな活力を得るという三者にとって意義のある関係が築かれています。

 

 

本件に関するお問い合わせ先
株式会社KUL 広報室  担当:遠藤、藤田
電話番号:06-6245-5050

 

・PRTIMES:産学連携で地域貢献の架け橋に ― 株式会社KUL×武庫川女子大学― 実践的PBL授業で地域活性化に取り組む | 株式会社KULのプレスリリース

↓学生たちが作成したチラシ・プレスリリースについてはPRTIMESまたはこちらから↓↓

2025.12.01

お知らせ

地域密着型ショッピングセンターで 「エコマミ公開講座」を開催しています ~地域の皆さまの暮らしに役立つ講演を実施~

 株式会社KUL(本社:大阪府大阪市中央区本町、代表取締役:吉田 滋)は、香芝市・広陵町と共催で「エコマミ公開講座」を令和4年度にスタートし、年2回(6月、11月)開催しています。本講座は、地元の畿央大学をはじめ奈良県内の大学の協力を得て、各分野で活躍している専門家が、地域の皆さまの関心が高い様々なテーマについて、わかりやすく講演するものです。当社スローガン「“暮らしやすい”をデザインする」の具体的な取り組みの一つとして、生涯学習や文化的好奇心の探求等に寄与し、地域コミュニティの形成や地域の皆さまの暮らしに役立つことを目指しています。

【開催状況】

4つのテーマ「健康・長生き」「趣味・生涯学習」「子育て・教育」「生活・環境」から、毎回テーマを絞り、3名の講師による講演を実施しています。参加者アンケートでは「買い物の合間に参加しやすい」など、好評をいただいています。

【最新の講座】

2025年11月16日(日)、エコール・マミ南館(奈良県香芝市)2階のマミホールにおいて、「第8回エコマミ公開講座」を開催しました。当日は晴天で行楽日和の中、各講座に約20名が参加し、3名の講師の講演に耳を傾けていました。

今回のテーマは子育て・教育に関する内容が多かったため、小さいお子さま連れでも参加しやすいよう、会場の一部にフロアマットを敷いて実施しました。

第1話 「乳幼児期の“食べる”を考える 
          ~ 子どもの発達と絵本で子育ての悩みにヒントを ~」
      講師:中川 愛先生(奈良教育大学 家庭科教育講座 准教授)

 中川先生は、乳幼児期の食事の場面を分析し、子どもが自我の発達とともに主体性を発揮していく過程を説明しました。多くの方が悩む「偏食」について、子どもの立場からの説明や克服方法の話があり、参加者は熱心に聞いていました。

食の経験を広げるために、発達段階に応じた絵本の活用が望ましいとのことで、先生が選んだ絵本がフロアマットに多数並べられました。絵本の「繰り返し性」や「ページめくり」により、乳幼児の頭の中に物語のつながりが構成されるそうです。参加した子どもたちが自由に絵本を読むという微笑ましい光景も見られました。

第2話 「絵を通して見える子どもの心は感動がいっぱい! 
                 ~ 子どもが描いた絵の思いについて~」
    講師:永渕 泰一郎先生(畿央大学 教育学部 現代教育学科 准教授)

 永渕先生は、実際に子どもが描いた絵を題材に、「子どもの絵はとても自然な行為から生まれた素朴な表現。この行為を大切に受け止めることができないと、大人と子どもの思いに“ずれ“が生じる。」と指摘しました。また、「子どもの”みたて“に蓋をして、大人は自分の見方や考えを押し付けていないか。」との問題提起もありました。子どもが自ら育とうとする力を信じるよう、大人が意識を変えることの重要性を説明しました。講座では参加者が実際に短時間で絵を描く体験もあり、迷いながらも作画に熱中する姿が印象的でした。

第3話:「スポーツを算数・数学の力で攻略! 
   ~サッカー・野球・テニス・相撲などを通して算数・数学と親しむ~」
      講師:嶽村 智子先生(奈良女子大学 理学部 数物科学科 准教授)

 算数・数学と聞くと、苦手意識を持つ方も多いですが、嶽村先生は、そのような先入観を払拭するべく、身近なスポーツを題材に確率の考え方を利用して算数・数学に親しむ方法を紹介しました。

 例えば、サッカーで攻撃と守備のどちらを強化すると勝利に近づくか、大相撲で相星の力士が3人いる場合に優勝者を決めるために行う巴戦で、対戦順によって優勝確率は変わるのか、テニスで実力差がある2人が対戦する場合に妥当なハンディキャップはどれぐらいか、といった設問です。親しみやすい内容で、参加者は「なぜそうなるのか」を考える貴重な時間を過ごしました。

第8回エコマミ公開講座は、バラエティ豊かな講師陣による有意義な講演となり、参加者からは熱心な質問が寄せられ、地域住民の子育てや学びへの関心の高さがうかがえる充実した内容となりました。

 当社は、ショッピングセンターの運営にとどまらず、サービスを通じて地域の皆さまに心からの笑顔を届けることを大切にしています。その実現のため、「“暮らしやすい“をデザインする」というスローガンのもと、参加者から寄せられたアンケート結果も参考にしながら、今後も地域の方々の知的好奇心を満たし、暮らしに役立つ情報を当講座を通じて発信してまいります。

本件に関する問い合わせ先
株式会社KUL 広報室  担当:遠藤、藤田
電話番号:06-6245-5050